コーヒー「こつ」の科学
何気なく飲んでいるコーヒーをちょっとこだわって飲もうとしたときに買った本。淹れ方、挽き方はともかく
生豆や焙煎についてはほとんど知らないし、そもそもどうすれば美味しく淹れられるのかをきちんと知りたいと
思ったのが大きい。本書では87のQ&A方式で読みやすく簡潔に書かれている。
- コーヒーは淹れ方で味が変わりますか?
酸味成分と苦味成分の総量は原料で決まってしまいますから、やはり原料が大切です。でも、同じ原料を使えばいつでもコーヒーの味が同じになるとは限りません。コーヒーは淹れ方で味が変わります。
気をつけるのは以下の3点であるようだけど、そのバランスをどう取るかが重要であり難しい。
温度と挽き方は一定に保てそうだから、やはり抽出にかける時間であろう。
- 湯の温度 高くなると味の総量が増え、苦味成分の比率が高まる
- 抽出時間 長くなると味の総量が増え、苦味成分の比率が高まる
- 粉の大きさ 細かくなると味の総量が増え、苦味成分の比率が高まる
- コーヒーの保存のこつを教えてください。
保存温度が低ければ低いほど効果はあります。冷凍保存しておいたものを使用する場合には、完全に常温に戻してから使用します。ただし、保存温度が低ければ低いほど常温に戻るまでに時間がかかります。
冷蔵庫はよくないと思っていたけど、冷凍庫に入れても常温に戻さないといけないようである。
30分待つのは嫌なので、100gずつこまめに買って常温保存することにしている。
コーヒー「こつ」の科学―コーヒーを正しく知るために 柴田書店 2008-09 売り上げランキング : 4450 Amazonで詳しく見る by G-Tools |