歯磨き健康法

毎日ごく当たり前のように行っているものの実際のところ完全にできている人は少なかったりする。
小さい頃からの習慣にもよるだろうけど、虫歯のある人は1本だけということはなく何本も虫歯に
なっていたり、虫歯のない人は見事なまでに1本もなく、聞いてみるとこれまで虫歯になったことがないと
いう人も稀ではない。


それなりに歯を磨いているつもりだけど、改めてどういった部分を意識しなければならないのか
今後の歯磨きに対する意識改革を促してくれる。先ずは歯磨きがいい加減になる理由として以下の
4点を挙げている。

  1. 虫歯・歯周病は「たいした病気じゃない」という意識が浸透している
  2. 虫歯も歯周病も、ある程度進行しないと症状が出ない
  3. 細菌の塊である歯垢プラークが「白い」
  4. 歯磨剤の成分によって、「磨けたつもり」になってしまう

痛いおもいをしないと確かに真剣に考えないだろう。そして、歯磨きの成分がさっぱりすることに重きを
置いているので、口に入れて軽く磨くだけできれいになっていると錯覚してしまう。最初は歯磨きをつけずに
磨けと昔言われた気がする。


歯磨き方法としては、スロー・ブラッシングという方法を推奨していた。毛先の細い歯ブラシで寝る前に
ゆっくりと歯1本1本を丁寧に磨くというもの。何かをしながらでかまわないのでゆっくり時間をかけて
磨くのがポイントだという。この程度であればそれほど頑張らずとも取り組めそうである。

  • 就寝前が歯磨き最適時間・・・ところが夜寝るときには、自律神経が交感神経から副交感神経の支配に代わり、睡液の分泌量が著しく減少します。それで、就寝中に口腔内の細菌が増えていき、悪さをするようになるのです。
  • ぶくぶくうがいの有効性・・・ブクブクという機械的な流れを作ることによって、細菌を洗い流すとともに、うがい薬に含まれる消毒成分が細菌の消毒をしてくれるのです。

これらに限らず、幾つか気になっていた疑問が氷解した。読みやすく非常にわかりやすい文章であった。


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島谷 浩幸

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