イオンが英テスコの国内117店を引き受けへ

昨年8月に撤退を決めていたテスコが日本テスコの引き受け先を調整していたのであるが、
ようやくイオンに決まったとのこと。イオンはテスコからテスコジャパンの株式50%を
備忘価額*1で取得する模様。

テスコジャパンは、加工食品の卸売業者として長い歴史を有し、1994年に小売事業に参入、現在は首都圏を中心に「テスコ」25店舗、「テスコエクスプレス」6店舗、「つるかめ」72店舗、「ふーどれっと」12店舗、他2店舗、計117店舗の都市型小型スーパーマーケット業態を運営しています。

店舗形態も様々で不採算店舗も多かったことからなかなか決まらなかったのが実情のようだ。
備忘価額の譲渡以外にも色々なおまけを付けて買ってもらったように見える。近所にある
つるかめがどのように変わるのかが気になるところ。

備忘価額での譲渡と、50億円の追加リストラ費用負担、そしていったん折半出資のJVを組むが、いずれは全株式をテスコが(イオンに)放出する「2段階撤退」などのスキームが、ここで組まれた。テスコが本国で発表したリリースにも明記されてはいないが、日本法人が現在持つ2百数十億円の負債も、「イオンが出資するまでに完済することになっている」(イオン)という。

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120618/biz12061815550008-n1.htm
http://www.aeon.info/news/2012_1/pdf/120618R_1.pdf
http://www.toyokeizai.net/business/strategy/detail/AC/ed8534c4e1cc39659766616ca5578742/


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*1:資産の簿価算定において、その全額を減額すると帳簿価額が無くなってしまう場合に、あえて1円の評価額を残すことにより、その資産の存在を帳簿上から抹消しないために残す価額のこと