「テロ」は日本でも確実に起きる

地下鉄サリン事件後に出された本なので化学兵器だとか生物兵器についても非常に詳しく
書かれている。そして、映画などではよく出てくるものの日本という現実世界では絵空事
近いと考えられていた核に関する問題が連日報じられているのはご承知の通り。

戸外にいたら、二キロメートル以内にいる人は全員死亡する。三キロメートル近く離れてやっと、あまり影響を受けないで生きのびられる。しかし、避難所に入っていれば、真上で爆発しない限り全員死ぬことはないし、無害の範囲は戸外にいた場合の半分の距離なのだ。

もちろんそれらの概要だけではなく、どのようにしたらそれらから逃げることができるかと
書かれていて実用的な感じに思えた。

中国の軍関係者に聞いたが、彼らは「溝にとびこめ。爆心と逆の方向に頭を向けよ。うつ伏せで急所を手で守れ。」と今でも教えているそうだ。

「テロ」は日本でも確実に起きる―核・生物・化学兵器から身を守る法 (講談社プラスアルファ新書)「テロ」は日本でも確実に起きる―核・生物・化学兵器から身を守る法 (講談社プラスアルファ新書)
井上 忠雄

講談社 2003-11
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