教員免許更新制、早くも暗雲?定員割れ講習が続出

今年の4月から10年毎に免許更新が義務となった制度。5日間以上の講習に出て試験を受けなければならない。

だが、文科省の5月末時点のまとめでは、定員に対する申込者数は必修領域が約6割、選択領域が約4割で、大幅な定員割れ。39大学が申込者がゼロや10人以下だったとして、選択領域の228講習を中止した。

早くも需要と供給が一致していないようである。確かに受講する方からすると更新の為だけに
受けるよりも多少なりとも役立つものを選択したいという思いがあるのだろう。

この影響をもろに受けたのが岩手大で、定員1000人に対し、申込者はわずか52人。同大の講習の大半は人気が低いとされる「教科に特化した内容」だが、教育学部の遠藤孝夫教授は「長期的にみて役に立つ内容も更新講習には必要」として、実践偏重の流れに異議を唱える。

他の都道府県からも受講できるのなら無料だし、交通費も負担してくれるようなのに全然人気がないのかな。
表向きは有用なものを受けたいとしながらも、実際には短期間だから適当に済ませるケースがほとんどだったりして。

問1.現在、教員免許状を持っていますが教職には就いていません。平成21年4月から教員免許更新制が実施された場合、教員免許状はどのようになるのでしょうか。

答1.既に教員免許状を持っている方(平成21年3月31日までに教員免許状を授与された方)で教職に就かれていない場合には、平成21年4月に教員免許更新制が実施された以後も、免許状更新講習を受講・修了しなくても免許状は失効しません。

教職に就いていない人のことはニュースではほとんど取り上げられていなかったので、調べてみると特に
何もしなくても失効するというわけではないようである。まあ賢明な判断だろう。

http://sankei.jp.msn.com/life/education/090803/edc0908032308009-n1.htm
教員免許更新制の実施に際して、教職に就かれていない方々へ:文部科学省