米でピーナツバター食中毒、死者8人汚染知ってて出荷

アメリカとカナダでピーナッツバターを含む食品を食べて食中毒になり少なくとも8人が死んだとのこと。
原因としてはサルモネラ菌に汚染されていたようである。

汚染源として特定された米南部ジョージア州の工場をＦＤＡが調査したところ、過去２年で１２回、サルモネラ菌が検出されたにもかかわらず、そのまま出荷していたことが判明。同工場で生産されたものは小売り用ではないが、多くの食品工場で原材料として使われていた。

工場の建物のさびが食品に落ちる恐れがあったり、倉庫にネズミが入り込むすき間があったりしたことが分かった。原料と商品を別々に保管するという規則も守っておらず、壁や天井からカビも見つかった。

それにしても12回も検出されていたというのに改善していないのには呆れる。工場の管理状態にもかなり
問題があったようだ。立ち入り検査のようなものはないのだろうか。各種お菓子の原材料になっていることから
事故米のときのように影響が広がっている。自主回収しているのは、大手ではケロッグやスタバなど。

中国の国家品質監督検験検疫総局は関連製品の輸入会社に、販売済み商品の回収と消費者向けの告示を命じた。入国者に対しても、米国産ピーナッツバターの検査を強化し、合格品だけの持ち込みを認める。郵送品の検査も強化する。

さすがに素早い中国当局。日本に輸入されている製品もあるようなのでご注意を。