暗黒館の殺人2-4
急いで読むつもりもなかったのだけど、1巻目を読んだらその流れで2巻目以降もコンスタントに
読み進めて2週間くらいで読み終えた。暗黒館の中では時間の流れがいささか遅いようなので、
2、3日で読んでしまうよりも時間をかけて読んだ方がよいのかもしれない。
2600枚ということだけあって今回は本当に長い。館シリーズを初めて読む人は絶対に最初に読まない方がいい。
江南君の記憶や誰かの記憶の記述から後半になるに従って、ある程度犯人の目星がついてきたと思っていたら
思いもよらぬ結末だった。あまりに偶然過ぎて何も言えなかったりする。
とはいえ、十角館の殺人から順番に読んできている人であれば、トリックというよりも内容を楽しめると思う。
ちなみに講談社ノベルスの装丁は京極夏彦氏が手がけたそうだ。ずっと装丁を手がけていた辰巳四郎氏が
鬼籍に入っていたとは知らなかった。
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