本は10冊同時に読め

ちょっと気になっていた本ではあるが、買うところまではいかなかった。実家に置いてあったので
さくっと読み終えた。読書家にとっては無意識的に実践しているようなことを言ってくれているので
読んでいて心地よいかもしれない。多少極論過ぎるところもあるが、敢えてそのように書いているのかも
しれないところがあってどこまで本気かはわからない。

リビングにいるときはリビングに置いている本を、トイレに入っているときはトイレに置いてある本を読む。1冊の本を持ち歩いて読むのではなく、それぞれの所定の場所でしか読まないのだ。
同時に1冊しかよんでいなければ、そうした箇所に差しかかった途端に飽きてしまい、読書自体をつまらないと感じてしまいかねない。だが、複数の本を平行して読んでいれば、ある1冊に飽きてきても、もう1冊は面白くなってきていたりする。

これはよくわかる。さすがに我が家にはトイレに本棚があるわけではないけれど、自分が移動する
場所には一通り本が置いてある。ソファに1冊、寝室に1冊、一応書斎に1冊、会社用のカバンに1冊、
土日に持ち歩くバッグに1冊。最近は置いている場所によって読む頻度が極端に異なることから
なるべく早く読みきるようにシフトしているかもしれない。

私は本を選ぶとき、1冊にかける時間は5分以内と決めている。1回で5、6冊分立ち読みするので、かかる時間は30分以内である。まず、チェックすべきポイントは本のタイトルと帯のキャッチコピーである。面白そうなタイトルが目にとまったら、つぎは、目次にざっと目を通す。

さすがに5分だと厳しそうだな。目に付いた物を判断するだけなら5分でも大丈夫かもしれない。何か良い本は
ないかとあてもなく探しているときが一番時間がかかる。気が多いので巨大な本屋に行くと大変である。

本棚は人に見せるものではないが、本棚を見られても恥ずかしくないようなラインナップをそろえたいものである。

買うときに本棚に並んだ状態をイメージして買うって誰かも言っていたような気がするけど、自分の本棚に
入れたくないものは買わないだろうと思う。

読書を好きではない人は、親が読書をする習慣がなかったのだろう。たいていは親のどちらかが読書家なら、子どもは本を読むようになる。子どもは親の姿を見て育つのだから、親が毎日本を読んでいると子どもも自然に本に手を伸ばすのだ。

10冊とは言わず3冊から始めよと書いているのでまずは騙されたと思って3冊を平行して読んでみると良いだろう。
私自身は5冊から2冊程度まで減ってきていたので再度5冊くらいに戻してみるつもり。


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成毛 眞

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