ワイヤレス充電技術のSplashpower倒産、身売りへ

以前、注目されたワイヤレス充電機の技術を開発していたSplashpowerが資金繰りに
失敗して倒産したとのこと。携帯電話やウォークマン(iPodというべきか)などを載せるだけで
充電できるのであれば結構使い勝手は良さそうであったが、製品化したときの価格がなかなか
下げるのが難しい状況であったようだ。

基本的に多くのデバイスを載せれば載せるほど、また大電力のデバイスの充電を行なおうとすればするほど、充電パッドの発熱量が増える。発熱量が増えると冷却手段を考えねばならなくなり、コストがかさむ。このパラフラックス技術の最大の問題はコストだ。携帯電話に組み込むレシーバーモジュールが現段階で約1,000円、携帯電話に対応した小型の充電パッドが3,000円だとSplashpowerは述べている。Splashpowerは、あくまでも技術を提供する会社であり、最終製品を販売する会社ではないから、部品コストの4,000円アップは最終製品価格では1万円以上、おそらく2万円近い価格の上昇になるだろう。


たかが充電器に1万円近くも出さないということとPCのデータと同期するにはケーブルが必要で
あるということなんだろう。普及すれば何とかなりそうな気もするけど普及させるまでが難しい。


ワイヤレス充電技術のSplashpower倒産、身売りへ - Engadget 日本版
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