サントリー、青いバラを販売へ 政府の許可降りる

今年は発売されるかなと昨年末に書いたが、先月末に許可が下りたという事で本格的に販売されるのは
来年になるとのこと。少々残念ではあるけれどもようやく本格的にお目見えするかと思うと楽しみである。


今回はカルタヘナ*1の「第1種使用等*2」で申請したようである。これは環境中への拡散を防止しないで
行う使用等になり、環境中への拡散を防止しつつ行う使用等については「第2種使用等」にあたる。


関連省庁としては以下の通り。

外務省国際社会協力部地球環境課
国税庁課税部鑑定企画官室
文部科学省ライフサイエンス課生命倫理・安全対策室
厚生労働省医薬食品局審査管理課
農林水産省消費・安全局農産安全管理課
経済産業省製造産業局生物化学産業課
環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室

申請書の内容や専門の学識研究者の意見なども掲載されており、詳細まで内容を確認できてなかなか
面白い。かなり専門的な内容であることには間違えないけど。今回の青いバラは「フラボノイド
生合成経路を改変したバラ」という事例で申請された模様。


http://www.asahi.com/life/update/0203/TKY200802030140.html?ref=rss
http://www.bch.biodic.go.jp/bch_3_1_5.html
EICネット[国内環境ニュース - フラボノイド生合成経路を改変したバラなど5種 カルタヘナ法に基づき遺伝子組換え生物使用承認へ 意見募集開始]

*1:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」Law Concerning the Conservation and Sustanable Use of Biological Diversity through Regulations on the Use of Living Modeified Organisms

*2:新規の遺伝子組換え生物等の環境中での使用等をしようとする者(開発者、輸入者等)等は事前に使用規程を定め、生物多様性影響評価書等を添付し、主務大臣の承認を受ける義務。