「国家破産」以後の世界
国家が破産するといったセンセーショナルなタイトルがあるけれど、そういったものを
全てスルーするのではなく、1つの可能性として押さえておく必要はあるかと思う。
実際に2008年問題は知らなかったものの確かに10年前に行われたことはなんとなく記憶に
あるので得意の先送りにしたつけを支払う意味でいえば仕方あるまい。
2008年というのは、国債償還額が飛躍的に増大する年である。これは、1998年に小渕内閣が
景気対策として国債を連発したツケで、この年の10年もの国債は、3度にわたる補正予算の
編成で、当初の予定より8兆円も増えてしまった。
平均して26兆円以下に収まっているもののこの年は40兆円を超える。年間予算に匹敵する額である。
実際には既に借り換えが大方行われているようなのでこの問題はクリアできている模様。
一時期、話題になったネバダ・レポートについても中身までは全てチェックしたわけでは
なかったが、よく見てみると酷い内容である。最初の2項目は最後まで行われないような気がするけれど。
読み応えは十分にあった。
「ネバダ・レポート」の要点は8つあった。
「国家破産」以後の世界 (ペーパーバックス) 藤井 厳喜 光文社 2004-12-15 売り上げランキング : 20319 Amazonで詳しく見る by G-Tools |