金のゆりかご

表紙とタイトルを見ただけでは恐らく読まなかったものと思われるが、それほど悪くも
ないという感想を聞いて読んでみることに。あらすじとしてはGCSという早期教育を受け
当時は天才とされていた主人公(現在はタクシー運転手)が9年前に同じような教育を受けた
子供たちが次々と精神錯乱状態に陥ったことに改めて疑問を感じ始めるという始まり。


幼児期にGCSをやったから天才になったのか、産まれながらの天才なのか、ちょっとできの良い
秀才なのか、できる気になっているだけなのかそれぞれが思い込んでいるだけで実際には
どうなのかわからない。前半は教育関連だと思えば、後半は急に二転三転するミステリアスな展開。
ただ550ページ近くと長編なので序盤を乗りきらないと、読み終えるのに時間がかかりそうだ。

金のゆりかご金のゆりかご
北川 歩実

集英社 2001-11
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