ラクして成果が上がる理系的仕事術

本書は、集める、整理する、アウトプットするという3つを16個のテクニックを使って
無理なくやっていくことを目指している。どれも無理なく実践できそうでためになった。

  • 一望法-クリアフォルダーの威力

仕事をしていれば、クリアファイルを使っていない人などあまりいないとは思うが、やはり
どこまで徹底的にやっているかによって机の上の片付き具合も変わってくるように思う。
テーマ別もしくは案件別にクリアファイルを使用してそのまま増えていってしまうことが
多いだろうが、定期的に破棄することで長期保存する必要なものだけが2次的なスペースに
格納されていき、ボリュームは増えない仕組みとなる。

また、クリアファイルは仕事を終えて帰るときに明日の朝一番でやる仕事のクリアファイルを
机の上に上げておけば帰れば、翌朝、スムーズに仕事に取り掛かれるというわけだ。
勉強している場合であれば、自宅の机を片付けずにそのままにしておけば、仕事から帰ってきて
すぐにその勉強の続きが始められるのと一緒である。

  • 三脚法-構成を大きく3つに分ける戦略

アウトプットの方法としてはどうすればやりやすいかをまとめている。全て3つに分けるということを
ベースに考えると3部構成、9章のテーマ、27節というフレームワークを作成してしまえば楽だという。
確かにこのように分けてテーマを明確にしておけば、頭からではなく書きやすそうな部分から
取り掛かることが可能である。本書もまさにこの仕事術を駆使して書かれているので参考になる。

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鎌田 浩毅

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