逆説の日本史10 - roundtable備忘録

逆説の日本史も文庫化されたもので早10冊目である。今回は子供から大人まで誰でも知っている
織田信長をメインに書かれている。これまでの教科書的な歴史とはまた違った信長像を教えてくれる。
特に宗教に対する考えやどうやって天下一統を成し遂げるかといった点が興味深い。

単に武力により相手を打ち負かしたからといって、それでみんなが納得するというわけではない。
天皇が絶対であり、秀吉や家康も関白や征夷大将軍になることでその権威を世に知らしめた。
信長は影向の間を作り、誕生日である5月11日に入ったことから生きながら神になったという
考えには成る程と思った。