もっと上手に貯めなさい

 1997年と10年前の本なのだが、著者の名前に何か見覚えがあると思い、探してみると
「これから3年、家を買っていい人ダメな人」を書いている人であった。住宅購入や
貯蓄についての本をかなり出しているようで紀伊国屋BookWebを見ると108冊も
出していた。こうした本は得てしてテクニックに走りがちなのだが、内容は実用的で
人によってはそんなことしてもと思われるような堅実なことからしっかり書かれていて
好感が持てる。このあたりがきっちりできればよいのだろう。

  1. 家計簿をつける 毎日何を使ったかをはっきりさせる。面倒で嫌になるかもしれないが、高いものや無駄なものを買った際に反省材料となる。
  2. 取引銀行を2つに分ける 光熱費などの決済用とは別に増やす口座があるとどれくらい増えたかわかりやすい。下ろせないようにしてしまうのも手かも。
  3. 財布を夫用、妻用、共同と3つに分ける これは家庭によりばらばらだろうけど、分かれていることによってメリハリがつく。共同の財布に全部入ってしまっているとどちらかがきっちりしていないとあれもこれもと際限なくお互いに使ってしまいかねない。

もっと上手に貯めなさい!もっと上手に貯めなさい!
川北 義則

三笠書房 1997-04
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