コンピュータが子供たちをダメにする

　著者は「カッコウはコンピュータに卵を産む」や「インターネットはからっぽの洞窟」などを
書いているクリフォード・ストール氏。5年前の本であるが、現在の日本の状況と似通って
きているのがよくわかる。大学生のレポートがインターネットから検索してきたものを写すなどと
言われているが実際にはもうそれが小中学生レベルにまで落ちてきているのが現実だと思う。
さすがに小学生全てにノートＰＣを渡しているという学校はないだろうが、そうするとこの本で
指摘されているように教科書なんかと違い、盗難・故障などの問題が出てくるだろうし、
あまり小さいうちから触れることでメリットよりも弊害の方が多いのは間違えないと思われる。
　私が親であれば、やはりコンピュータなんかはもっと直前でも十分身につけられるもので
あるし、語学や読書、スポーツなどに勤しんで欲しいものである。もちろん、金融というか
お金のことも将来困らない程度の常識は知っていて欲しいと思う。

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