「クビ!」論
1000人のクビを切ってきたという外資系の人事部長の本。
外資と日本企業との違いとしては、外資はこの人というように特定の人を銛で突くように
仕留めていくのだそうだ。日本企業のようにこの人がうまくいかなかったから別の人と
いったことは絶対にないそうだ。エピソードとしてクビを切る為に採用された会社で
あまりにうまく行き過ぎた為に自分もクビになってしまったというものがあった。
外資は必要なときに必要な人ということで採用しているのでこうしたケースが多い
そうだ。逆に1人でも裁判などで仕掛かりの仕事がある場合も切られることはないとの
こと。引き継いで代わりがいればどこの会社でもそれほど必要とはされないだろう。
自分しか知らないもしくは経験がないといったことを増やしていくのが生き残れる術かも
しれない。
「クビ!」論。 梅森 浩一 朝日新聞社 2003-06 |