ホテル戦争

 サブタイトルは「外資vs老舗」業界再編の勢力地図というもの。東京に住んでいると
なかなかもったいなくて都内のホテルに泊まる機会は少ない。しかし、交通費をかけて
温泉に行く価格で贅沢な気分が味わえることから都心でゆっくりくつろぐのも違った
意味で魅力的に思えてきた今日この頃。ホテルのサービスやレベルには注目している。
常識だと思っていたら意外と知らないのがホテル御三家。女性の方がこうしたことは
よく知っているのかもしれない。

 ここまでは今まで言われてきたところで本書では各ホテルの現状と今後の展望について
詳しく書かれている。帝国ホテルの頑張りが凄いらしい。2008年までに170億円をかけて
改装していくようだ。奇しくもテレビで同じような特集がやっていたので益々気になった。
今後は広さや設備などのハードが整った上で他とは違うサービスを提供していかなければ
戦いには打ち勝てないようだ。

 流れとしてはより便利な所へと土地が安くなったことによって移ってきている。
新御三家は意外と不便である。対して最近のホテルは東京、日本橋、銀座、汐留辺りの
非常に良いロケーションだ。来年の夏までにまた色々な動きが見れそうで目が離せない。
次の宿泊予定としては、ウェスティンには泊まったことがあるので次はフォーシーズンか
マンダリンオリエンタルに泊まりたい。今年はもう2回も温泉に行ってしまったので
無理かな。。リッツ・カールトンの完成も楽しみ。

ホテル戦争―「外資VS老舗」業界再編の勢力地図ホテル戦争―「外資VS老舗」業界再編の勢力地図
桐山 秀樹

角川書店 2005-12