沖縄平均寿命

 沖縄といえば、長寿の人が多いことで有名であり、全国的にも平均寿命が高いと
いわれていたのはついこの前までのことである。5年ごとに統計を取っているようで
今年のデータはまだないようであるが、5年前の2000年に発表された都道府県別の
平均寿命で沖縄県の女性は86.01歳とトップを維持したが、男性は77.64歳と全国
平均(77.71歳)を初めて下回り、5年前の前回調査の4位から一気に26位まで落ちた。
26ショックと言われたらしい。
 これは一体何を意味するのであろうか。「年齢階級別死亡率」では,35〜44歳の男性の
死亡率は沖縄がワースト1位となっている。働き盛りの中年男性の死亡率がこれほどまでに
高くなった理由としては以下の理由が考えられるという。

  • 食習慣
    • ファストフードなど肉中心のメニュー

 Aランチと呼ばれるメニューに代表されるアメリカの食習慣。アメリカ軍の占領統治下
時代に点在したAサインバーが発祥でそこで用意されたボリュームのある食事が現在まで
残っている。とんかつ、ハンバーグ、オムレツ、エビフライなどがてんこ盛りになって
いるのが特徴。見ただけで気持ち悪くなりそうだ。アメリカ人はあのくらいの
ボリュームが必要かもしれないけれど日本人には明らかに多すぎる。量だけならまだしも
使用している油の量が半端ではない。

    • 油の摂り過ぎ

 内臓脂肪を増加させる肥満により、高脂血症・糖尿病へとつながっていってしまう。
糖尿病になると失明や腎不全などの合併症を引き起こし、動脈硬化の原因ともなる。

 車社会になっているので歩くことも少ないとか。
内臓脂肪型の肥満が原因で突然死のリスクが高くなることをメタボリックシンドローム
言われ、沖縄男性の3割が該当するらしい。60代以下の肥満の多さも目立ってきている。
早急に改善しないと平均寿命はどんどん下がっていくだろう。