広島散策

しゃもじ

朝食

前日美味しい日本酒をたんまりと飲んでぐっすりと寝ました。あまりさわやかな目覚めでは
なかったけれども8時には起きて朝食を食べに行きます。和食のお店の方を選びました。
確か瀬戸内とかいう名前だったような。200円アップでお粥も選択できました。なかなか
全体的にボリュームがあって満足な朝食。お茶もすぐにお変わりを持ってきてくれました。
こういう細かいところが気になるので。。

いざ観光へ

いよいよ出発。広島駅から市内中心部まではちょっと距離があります。市電に乗って15分
ほどです。広島はこの市電が一番発達していて便利なようです。確かに次から次へと市電が
がんがん走っている。幾つか種類もあるようです。乗換えとかがいまいちわかりませんでしたが。

原爆ドーム

原爆ドームに到着。この建物チェコ人の建築家が建てたらしいです。意外と小さいと
聞いていたけどそんなことはなく立派でした。たぶん時計台くらい小さくてしょぼいと
考えていたためでしょうか。日本人なら一度はここに来ないといけないような気がします。
単純に説明はできませんが、あの建物、川、風景が綺麗に整然となっているから余計に
そう思われるのでしょうか。これがもっとごみごみした雑多な感じの街だとそんなことも
それほど思わないのかもしれません。柵が回りに張り巡らされてあって、中に入るとセンサーが
鳴りますみたいな看板が貼ってます。どこでそんな感知をするのかちょっと気になりました。
とりあえずデジカメに収めた次第です。川を渡ってちょっと行くと毎年8月によくTVで
出てくる記念碑のようなモニュメントがありました。資料館の方に近づいて初めてわかった
のですが、ここから一直線上に原爆ドームなどが配置されています。わざとそういう作りに
したのでしょう。右手には中国新聞本社があったのでとりあえず収めることに。

原爆資料館

原爆資料館には小学生らしき子供たちがわんさかいました。やはり社会科学習とかで遠足に
来るケースが多いのでしょうか。今回の旅行先を話したときにも少なからず修学旅行みたいだな
といった声がありました。行った事がないところにいくのに何が悪いのだろうと思いましたが。
海外凄い>国内へえといった風潮が昔より薄れつつあるものの依然として海外に行く方が凄いと
思うのでしょうか。割と飛行機すら乗ったことがない人に多いのですが。まあそんなことは
さておきこの資料館の入館料は50円です。たぶん入場料を取る必要はないと思うのですが、
何らかの決まりがあって無料にすることはできないのでしょうか。これについてはいずれ
調べてみることにします。ある程度知っているつもりではあったけれど細かい部分については
何も知らず、勉強になりました。特に原爆投下前と投下後の町並みに関しては本当に別の都市と
なっていました。子供のときに来るのも必要かもしれませんが、やはりある程度大人になって
からじっくりと向き合い見学するのがいいと思いました。

ベロタクシーに乗る!

一通り見てから、次は広島城へと向かいます。歩いていくには若干距離があるので
どうしようかと考えていると前方に黄色い変な自転車みたいな乗り物がありました。人力車
ライクなその乗り物にはでかでかとNTTドコモとあり、どうせ高いんだろうなと思っていたら
どうもタクシーのようです。ベロタクシーと呼ばれるもので電動機付自転車の派手なやつ。
後部座席に大人二人が乗れます。京都から始まったようで東京では六本木ヒルズを中心に
走っているとのこと。500mあたり一人300円。時速11kmみたいでやや遅いです。そんなに
余裕もないけど乗ってみたかったので500mでいけるところまで行ってもらいました。乗っていて
悪いと思うほどお兄さんが漕ぐのがつらそうでした。やたら目立つので車に乗っている人から
じろじろ見られるのと車道をどうどうと走っているので隣を普通に走る車が結構怖かったです。
広島城は姫路城を見た後に来るところではありません。まあ当然です。こんなものだろうと
見て、さくっと退散。

ランチ(お好み焼き)

次は縮景園と向かいますが、その前にそろそろお昼です。お昼はお好み焼き屋と決めて
いましたが、あまりにたくさんあってどこにするか本当に悩みます。繁華街とは離れていたので
わざわざそっちまでは戻りたくなく、近くにあるお店を選びました。「花やしき」という
お好み焼き屋さんはカウンターとテーブル席が幾つかあるこじんまりとしたお店でした。
暑かったけれどエアコンが効いていたのでとりあえずビールを頼みました。あとメインは
牛スジ入りお好み焼きです。しかも麺をうどんとそばから選ぶという事でうどんを選択。
http://www.chugoku-np.co.jp/okonomi/naka/0822271616.html
コルクのような鍋敷きが敷かれ、特性の鉄板鍋で運ばれてきました。少ないとなめていると
大変です。麺がたくさんはいっており、1個でも十分満腹になるボリュームでした。。

縮景園

そのお店から5分ほど歩いた場所にさっきから何度も出てきた縮景園があります。広島駅から
ほんとに近くです。車で5分くらいでしょうか。中国杭州の西湖を模して作られたみたいですが、
特になんとも思わなかったです。というか人が全然いなかったです。まあこんなものでしょう。
宮島へ行かなければならないので市電で広島駅へ向かいます。市電でも宮島まではいける
のですが、1時間程度かかるようなのと周遊切符を購入していることからJRでいくことにしました。

そして宮島

宮島へ行くまでは単なる地名としか思っていませんでしたが、ここは本当に島です。本州から
離れています。そして普通の人は宮島口から船に乗って宮島へと渡ります。ここでも面白いのが
2社汽船会社があって片方がJRがやっています。全国でもJRが船を出しているのはここだけとか。
島は目と鼻の先にあるのだけれども船で行くだけでちょっと今まで通過してきて所とは違う
気持ちになる。大鳥居を船から撮ろうと張り切っていたら、船が動き出して間もなく物凄い
雲が出てきて雨が降り出して来た。瀬戸内海で本州と島に挟まれたところだから天気が変わり
やすいのだろう。結局向こう岸に到着するころには雷を伴う土砂降りへと変わっていました。
早く来てしまって逆によかった。後は旅館に向かうだけなのだから。

宮島にて

鹿がたくさんいるはずなのだが、バケツをひっくり返したような大雨の為、ほとんどいない。
糞がたくさん落ちているのはさておき、雨が若干小降りになったので旅館へ向かう。
海側の部屋で大鳥居も見える部屋だった。これはあまり期待していなかったので嬉しかった。
結局疲れていることもあって、まだ18時前だったがそのままゆっくりすることに。
温泉はこの辺りはほとんどなかったのであきらめた。この錦水館も古代檜の普通のお風呂。
ところがなんと後日ホームページを見ると2004年10月22日に温泉掘削に成功し、2005年2月からは
温泉に入れるとのこと。あと半年行くのが遅ければ温泉&壊れていない厳島神社だったのに・・・
食事は19時くらいから部屋でゆっくりと食べる。時季的にまだ牡蠣はなかったけれど
旅館らしいボリュームのある食事で非常に満足できた。

ライトアップ

雷も激しく、大鳥居のライトアップが予定時間を過ぎても始まらなかった。
しばらくしてようやく雨がやんだ為、ライトアップが始まったので当然見に行くことに。
神殿の方はライトアップされてなかったけれど大鳥居はばっちりライトアップされていた。
それをみてなんとなく満足して戻る。旅館の裏手に大きなしゃもじが・・・。
言うまでもなくこの土地の名産品です。