奇面館の殺人
文庫になってから毎回読むので3年遅れくらいだろうか。周りの人にネタバレされるわけでも
ないので、特に遅れて読むことは気にならない。館シリーズはこれで9作目であり、次の作品を
もって完結するとのこと。館シリーズも十角館の殺人の文庫本が1991年発売なので、24年も
経っているわけだ。
名探偵・鹿谷門実は自分とよく似た男から、「奇面館」と呼ばれる館で開催される集いに代理で行って欲しいと頼まれる。当初は渋っていた鹿谷だったが、その館が建築家・中村青司の手に成るものだと知り、依頼を引き受けることに。「奇面館」に招かれた客は全部で6人。そこでのルールは全員、鍵付きの仮面をかぶること。異様な状況の中、凄惨な殺人事件が発生する――。
あらすじはこんな感じでみんなが仮面をかぶっており、招待客が当の本人なのかわからない状況で
進んでいく。殺人は1回だけと物足りない反面でボリュームはかなりある。大部分が鹿谷門実の
謎解きに沿って進むので他よりも読みやすいかもしれない。いつになるかわからないけれど、
最終作をゆっくり待つことにしたい。
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