23歳以上の男女は全員 風疹ワクチン接種

昨年から風疹が大流行しているのは周知の通りであるが、周囲ではあまりかかったという人も聞かないし、
テレビなどで繰り返し注意を呼びかけている状態であると思う。当事者に近いと深刻な話だが、ワクチンが
不足しているとか接種が近くの病院ではできないとなると、何となくニュースで知っている程度で終わって
しまっているような気がする。


妊娠初期で風疹にかかってしまうと、胎児が先天性風疹症候群になってしまう可能性がある。
主な症状としては以下の3種類。

  1. 先天性心疾患 ⇒ 軽度の場合は自然治癒。そうでない場合は可能な時期に手術治療を行う。
  2. 白内障 ⇒ 手術が可能になった時期に、濁り部分を取り除く手術を行う。人工水晶体を使用することもある。
  3. 難聴 ⇒ 難聴の程度はさまざまで重い場合もある。治療法として、人工内耳が開発され、乳幼児にも応用されつつある。

重要なのはやはりどの世代が感染する可能性があるかということだろう。何となく34以上だろうという
理解だったけれど、下の一覧を見る限りだとそうでもなかった。23歳以上は1回しか受けていないのか。


全員が接種するというのはあまり現実的ではない以上、周囲の人を中心に対策してもらうとか極力人混みの
あるところには行かないという対策しかないのかもしれない。6月以降は少し流行も収束してきたということなので
このまま収まってほしいものである。

0〜23歳(1990年4月2日以降生まれ) 2回個別接種※ただし13〜23歳は2回接種率低い
23〜25歳(1987年10月2日〜90年4月1日生まれ) 個別接種1回
25〜34歳(1979年4月2日〜87年10月1日生まれ) 中学生時に個別接種1回
34〜51歳(1962年4月2日〜79年4月1日生まれ) 男性・・定期接種なし/女性・・中学校で集団接種1回
51歳〜(1962年4月1日以前生まれ) 定期接種なし


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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130722-00157701-health-soci&p=1
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130809-OYT1T00892.htm