フレッツ光の契約数が激減 難局を迎えるNTT東日本
フレッツ光の新規契約数から解約数を除いた純増数が今年4月の10.1万件から5月の4万件、
6月の2.4万件へと激減しているとのこと。数値をみると確かに3ヶ月足らずで4分の1程度まで
落ち込んでしまっているし、引越しして新たに加入するというタイミングであることを
考えると深刻である。
原因は新規契約数の減少というよりも、解約数の倍増にあるようだ。まず、KDDIの光回線サービスauひかりがここにきてサービスエリアを急拡大させている。今年6月末で人口カバー率が前年同期比25ポイント増の64%に達した。光回線と携帯端末をセットで加入すると割安になるプランでNTTから顧客を奪っている。また、NTTドコモのXiやUQコミュニケーションズのWiMAXなど無線の高速通信サービスが続々登場。これが競合し、通信費の負担増を避ける家庭が光回線を解約している。
確かにauひかりとauスマホを組み合わせると1480円/月も下がると言っていた。最後の「通信費の
負担増を避ける家庭」という言葉を見て、固定電話と同じだなと思う人も多いのではないか。
固定電話なんてなくても携帯電話があれば十分だし、初期費用に無駄なお金もかからないという
流れで電話加入権の価値がなくなってしまった。
これもADSLで十分といっていた人はXiやWiMAXに一本化するだろうし、家にそもそもパソコンが
ない人はスマートフォンで事が足りるわけで、当然光回線なんていらない。ドコモと一緒に
何かをするということはなさそうなだけにどうやって難局を乗り越えるのか。
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