カヌチャコミュニティ清算開始

富裕層向けリゾート事業を展開する予定だったカヌチャコミュニティが特別清算の開始決定を受けた
とのこと。負債総額は29億100万円。リゾート事業なので怪しい会社なのかと思ったが、沖縄電力
子会社であり、総投資額もかなりのものなので本格的にやるつもりだったようだ。

同社は2003年2月に設立。名護市安部の約12万平方メートルの事業予定地にコテージや約500戸の居住施設、医療施設や老健施設などを併設したシニア向けリゾート事業を計画したが、施設建設のめどがつかず、毎期赤字を計上。10年3月期損失は2億6800万円、同期の債務超過は22億円に膨れ上がっていた。

2007年くらいが勧誘のピークだったと見える。一部でもオープンしているわけでもなく、結局建設すら
できずに頓挫したわけか。30億くらいで撤退できて寧ろ良かったのかも。

老後をリゾート地で過ごそうと考える団塊世代の顧客を獲得しようと、カヌチャコミュニティは9日*1、東京都千代田区の帝国ホテルタワー内に「カヌチャリブリオ東京サロン」を開設した。9日午後に帝国ホテルで開かれた祝賀会で、仲田社長は「今後は帝国ホテルを拠点に、社員一丸となって商品の普及開発に頑張りたい」とあいさつ。

3000万円以上の富裕層をターゲットにしていたとはいえ、帝国ホテルタワーにサロンを開設しなくても。

http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-09-10_23241/
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-22845-storytopic-4.html

*1:追記:2007年4月