なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか

そもそも韓国にもパチンコがあったとは知らなかったが、日本のパチンコを改造したメダルチギなる
ものが流行り、2006年8月に廃止されたとのこと。

韓国警察庁の担当者は、二人とも30代前半ぐらいと若い。2006年に禁止になってから、パチンコ台、約100万台を没収したという。

水面下では違法すれすれで営業するお店もあるのだろうと思っていたけど、これだけ没収していると
いうことは相当本気で取り締まっているのだろう。

たしかに、事件、事故が絶えないのに、違法な賭博を放置している国は、世界中で日本ぐらいのものであろう。文化観光部の担当者の「国民の幸せのためには、禁止すべきものは禁止しなくてはいけない」、この言葉がすべてを物話っていた。

結論からすると、禁止する側がそれほど影響されていなかったということに尽きそうである。
具体的な韓国のケースを知ることができてよかった。

「子ども手当」は、パチンコ依存症の主婦にとっては、「子ども手当」というよりも「パチンコ手当」なのである。子ども手当は、おそらく、簡単にパチンコ台に飲み込まれていくことだろう。たしかに、パチンコをやる女性にとっては、月に1万3000円は助かるだろう。

上記のように後半は日本のパチンコ事情や依存症になっている人について書かれていた。
警察の天下り機関については溝口氏の本が詳しいと思う。

最後に日本では消費電力のことで非難されている程度だが、それをもどこ吹く風で営業している。
問題提議している人としては、荒川区議の小坂氏がパチンコ税なるものを提案しているようなので
他の地方議員にも波及していくことができれば日本も何らかの変化の兆しくらいは見えてくるのでは
ないだろうか。