サンプル百貨店会員の個人情報46万件、派遣社員が売却し流出

サンプル百貨店に登録していた会員46万3360名の個人情報が流出したとのこと。
配属2週間後に会員情報を持ち出して、独自の名簿データを作成してから名簿業者
11社に売却していたというのだからかなり悪質である。逆に言うと配属してすぐに
アクセスできる状態にあったというだけで、情報セキュリティに対する意識が希薄
だったとも言える。

流出した個人情報は、マーケティングサービス用に収集されたものだけに詳細にわたっている。氏名、メールアドレス、性別、年齢、電話番号、血液型、住所、興味分野、生年月日、職業、業種、未既婚、子供の有無、家族構成、自宅区分、世帯年収携帯電話キャリア、購読雑誌、保有ゲーム機、クレジットカードの有無(有の場合は種類)、買い物における自分の性格、スポーツ傾向など。クレジットカード番号、有効期限、カード名義、暗証番号は流出していない。

個人情報は多岐に渡り、これが流出したとなると相当酷いことである。これだけの情報を
登録しないとサンプルをあげないということなんだろう。一時期流行っていた補償も特に
なさそうである。1人1000円だと5億円弱といったところか。


http://www.so-net.ne.jp/security/news/view.cgi?type=2&no=2396
ASCII.jp:サンプル百貨店会員の個人情報46万件、派遣社員が売却し流出
http://www.3ple.jp/img/press/pdf/20101101.pdf