「義援金の8割が政府収入に」四川大地震、大学調査で波紋

昨年5月の四川大地震で国内外から集まった義援金約767億元(約1兆600億円、中国民政省統計)の8割が
政府の臨時収入になったのではないかと西華大学のNGO研究所が明らかにした。海外からの調査ではなく、
国内のグループによる半年の調査でわかったというのだからほぼ間違いないのだろう。とかく義援金や募金
などは用途がオープンになっていないと実態が怪しいものが多いものだが、これだけの規模の額が集まったと
いうのに使われたのが2割程度では、被災者も災難である。

報道によると、四川大地震発生直後、ボランティア団体300以上(延べ300万人)が支援活動に参加したが、資金不足が原因で、今年の4月にボランティア団体は50を割り、ボランティアも5万人未満に激減したという。また、12日の交流会では、蠟副所長は、欧米社会では公益団体の活動を支援するために予算を捻出しているのに、中国では反対になっていると非難した。

義援金が特別予算に計上されているのだろう。義援金を出すにしてもどこへ出せば有意義に活用されるのかを
吟味しなければいけない世の中であるようだ。

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090813/chn0908132021008-n1.htm
四川大地震義援金、8割が政府の「ポケット」に=清華大学調査