たまらぬ水、あふれる怒り 大蘇ダム問題

熊本県にある大蘇ダムが完成から4年も経過しているのに使い物にならない状態らしい。というのも
土壌が水を浸透しやすいものであったようで1日に5000〜40000トンの水が浸透しているという。
土壌もさることながら、事業計画自体がかなり杜撰だったことも見て取れる。

近藤副大臣は「常識で考えて大蘇ダムに計画通りの水利機能はない。完成には法外な金が掛かる。(例えば)さらに五千億円掛かるのなら、別のダムを造ったほうがいい」とまで言って、ダム計画の不備を認めた。ダムは事業着手から三十年が経過。投入した事業費は約六百億円。二〇〇九年度は給水しながら利水機能を確認する計画。

機能していないことを認めたわけだけど、今後どうするかということはなかなか言い辛い状況なのかもしれない。
ここまで作ってしまったからと言う人がいる一方で、これ以上お金や年月を費やしても使えるかどうかわからない
という二進も三進もいかない状況に陥っているようである。

ダム事業者 九州農政局
本体施工者 大成・鹿島・梅林

600億円の責任は結局誰も取らずにうやむやになってしまうのだろうか。



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http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_123993248049.html
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_123716525882.html
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/All/All_2681.html