感染症で養殖サケが大量死 チリ、日本へも輸出

冷凍食品はあまり食べないのでまだいいけれど、鮭は割りとよく食べるので嫌なニュースである。
鮭と言えば北海道だが、ロシア産、アラスカ産、カナダ産、チリ産と諸外国から輸入している量も多い。
チリで養殖されたサケが大量死し、その原因は伝染性サケ貧血症(Infectious salmon anemia)だという。

伝染性サケ貧血(ISA; Infectious Salmon Anaemia)は、オルトミクソウイルス(Orthomyxoviridae)科に属するウイルス(ISAV)により引き起こされる疾患である。該疾患は、重篤な貧血、白血球減少、腹水、出血性肝臓壊死および内臓の点状出血により特徴づけられる。えらは青白くなり、皮膚の点状出血もよく見られる。脾臓は暗黒色になり、腫脹する。該ウイルスは血管および心臓の内皮細胞内ならびに多形核球内で複製される。えらの墜道細胞からの該ウイルスの出芽が観察されており、これは恐らく、えらがISAVの進入の重要な入口であることを示すものであろう。

ISAは仕方ないにしても、サケを大量の抗生物質漬けにして畜養しているのであればそれもかなり
気がかりだ。チリ産の紅鮭もちょっと警戒することにしよう。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/080328/amr0803281904024-n1.htm
Salmon Virus Indicts Chile’s Fishing Methods - The New York Times
Infectious salmon anemia virus - Wikipedia
伝染性サケ貧血ウイルスの構造タンパク質−1をコードするDNAおよびその用途 - 特開2001−211888 | j-tokkyo