HD DVD、3つの敗因

麻倉先生のデジタル閻魔帳に今回のHD DVDの敗因がまとめられていた。大別すると以下の3点である。
極端な低価格になったのは昨年の劣勢以降のような気がするので主要な要因ではないかもしれない。

  1. 記録時間の短さ
  2. BDに対する「実現性が乏しい」とする決めつけ
  3. 極端な低価格戦術


1番目の要因が地味に影響しているのかもしれない。過去の例を挙げると、

HD DVDではBS-hiを1時間半録画できないのに対して、BDは2時間10分以上の録画が可能
VHS-Cと8ミリでは標準で1時間(VHS-Cは20分)の録画時間を持っていた8ミリが勝利
DVD規格戦争のMMCDとSDを例にしても、MMCDの3Gバイトに対してSDは5Gバイトの容量を持っており、最終的に勝利したのはSDでした。
VHDとLDの例を引きましょう。両方とも映像の収録時間は2時間と変わりませんが、LDが勝利したのは帯域にデジタル音声を入れる余地があったからです

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