写真で見る最新鋭データセンター

ITPROでソフトバンクIDCの新宿データセンターの内部の様子が紹介されていた。IDCの大手らしく
新宿の他に8つのデータセンターを有しているようだ。

よく見ると，通常のラックと異なり，架列（ラックを並べた1列分のこと）を2列に並べ，その間をトビラで密閉している。効率的な冷却を実現するために同社が独自開発したラック「ColdMall」である。通常のラックを使う場合，フロア全体を冷やす必要がある。一方，このColdMallでは，ラックの外部はむしろ暖かく，内部だけが涼しくなっている。

普通はマシン室自体が非常に寒いか、機器が入りすぎてしまって暖かくなってしまっているが、
ラックだけを冷やすようになっていれば効率も良さそうである。APCやSchroffや摂津金属なんかのも
似たような方式のラックを出しているのだろうか。

このデータセンターの特徴の一つは，すべてのラックで200V系電源を利用できること。それぞれのラックには200V系電源が4系統，100V系電源が2系統，あらかじめ用意されている。

これは凄いと思ったけど、各ラックに分電盤を設置するとなるとスペースも費用も余計にかかる。
2次側の引き込みまでしているとしたら、使わないとかなり無駄になりそうだ。200Vを何系統に
するかというのは結構難しいところ。最近はブレードが増えてきたから需要が増えているとは知らなかった。