短文の書き方―2000字までの文章がうまくなるトレーニング法
8年前ではあるけれど内容が内容なだけに全く気にならなかった。101のコツが簡潔に述べられている。
原稿用紙に向かうことはほとんどないもののブログに置き換えても同じなので参考になりそうなところを
幾つかピックアップしてみた。
- 指示代名詞を多用しないこと
- なかでも「これ」や「それ」はしばしば用いられる。センテンスが終わって句点を打った後にすぐ「これは」と書く癖の人がいる。「それ」も多用される。なぜ乱用しないほうがよいかといえば、読む人に迷惑をかけるからである。
- 同じ言葉は何度も使わない
- 同じ言葉を何度も使う人がいる。良い傾向でないばかりか、まだ初歩の段階から抜け出していないと言われてもしかたがない。一度用いた言葉がすぐ近くに出てくるようでは、いつまでたっても文章作成能力は向上しない。
- センテンスの長い文章は読みにくい
- センテンスの長い文章を書く人は「習い性になっている」ようなところがある。「習い性になる」というのは、「習慣がやがて本来の性質のようになる」である。一種の癖といってもかまわない。
同じ言葉はあまり使わないけれど、センテンスが長くなるというのは思い当たる節があるので、注意したい。
- 読点は読む人のために打つ
- 句点の用い方はだれでも知っている。一つのセンテンスが終わった所に打てばよいからである。読点の場合にはこれといった約束事や決まりがないので、打つ場所が難しい。
読点に関しては高校時代の国語の先生に指摘されてから意識的に打たなくなった気がしている。
昔は何となく切れ目に打てばいいと思っていた。
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