インテリジェンス 武器なき戦争
買おうと思っていたけどきっと誰かが買いそうな気がしていたのでちょっとだけ
待っていた。手嶋氏と佐藤氏の対談なので面白くないはずがないと思っていたが、
予想通りわくわくさせてくれる内容であっという間に読み終えてしまった。
佐藤氏は外務省のラスプーチンと批判されてきたわけであるが、SAPIOの連載を
見る限りでも日本にもこうして世界で対等以上に渡り合っていける人材がいたのを知り、
嬉しかった気がする。もちろん他にもたくさん活躍してくれていることを祈りたいが。
佐藤 ところで、よく「日本はインテリジェンスで世界におとっている。新たなインテリジェンス機関を作るべきだ」などというでしょ。手嶋さんはどう思います?
手嶋 組織だけをつくってもダメでしょう。
佐藤 同感です。インテリジェンスの世界では、組織よりも人なんですよ。人を育てなければいけない。これはおべんちゃらでいうのではないのですが、ぜひ手嶋さんには「手嶋学校」を作ってもらいたいと思うんです。
結論としては新たなインテリジェンス機関を作るべきというところで話はまとまるので
あるが、安倍首相提唱の日本版NSCがその第一歩となりえるのだろうか。
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