まそほ

 帰る予定だったのに京都にもう1泊することになった。遅くなったけれど夕御飯を食べに
行くことに。先月くらいから京都駅周辺を何度か歩きまわったのでどの辺りに居酒屋が
あるかある程度掴めてきた。任せてくれたので気になるお店付近まで案内する。
このお店の通りには少し洒落た居酒屋が5軒ほど軒を連ねている。あとは先輩にどこに入るかを
選んでもらった。入ったのがこのお店。
 一夜干しを七輪で炙って食べられるお店。銀シャリとおばんざいもあるが、基本的には
この3種類だけ。一夜干しの魚はそれほど大きくないけれど食べやすい大きさで備長炭
じっくりと焼くので美味しくないわけがない。もともと魚が好きなのでお酒を飲みながら、
ゆっくりとつまめるのは嬉しい限り。銀シャリは2種類あったので両方頼んだところ、
片方が炊く前の状態が出されてきて笑えた。2つ頼んでいたから良かったものの30分待って
やり直しだったら笑えなかったかも。焼酎や変わり焼酎など種類はたくさんあった。
残念だったのは日本酒が3種類しかなかったこと。また日本酒の人気が出てきているのだから
こうしたお店にこそたくさんの地酒をそろえてほしいものだ。
 ちなみの店名のまそほとは炭火のオレンジ色を表しているそうだ。真朱(まそほ)と書くらしい。

備長炭でじっくり炙る、本当に美味しい「浜峰商品の一夜干し」。ご注文を頂いてから一釜ずつ炊きあげる、もっちりと輝く「銀シャリ」。上賀茂の畑から毎日届く新鮮な京野菜で作る「おばんざい」そして、料理に合わせて選び抜かれた数々の「地焼酎」。落ち着いた店内で気の合う仲間達と七輪を囲み、“まそほ”で過ごす一夜が、あなたの大切な時間になりますように。

まそほ 京都店