ホテル・ルワンダ

 1994年にルワンダで本当に起こった大量虐殺事件をテーマとする映画である。
この作品はまだ日本では公開されていないというかされることも危ぶまれているようです。
この情報を知ったのが先々月くらいだったので、先月インドネシアに行った際に
飛行機の中でやっていたのでこれは見なくてはと一番最初に見ることにした。
内容としては、これから旅行開始に見るようなものではなかったが、ノンフィクションの
映画として訴えかけてくるものがあった。フツ族ツチ族を虐殺するというしかも
ナタというスプラッター映画でしか出てこないような武器を手に隣人が襲ってくるという
リアルな怖さ。日本人であればあまり想像できないようなことが世界の別の場所で
起きているというこの現実を見つめるには良い映画であると思う。

 とかく日本では海外のニュースというものはほとんどやらず、やったとしても欧米の
ものに限られる為、オセアニアやアフリカなんかはほとんど話題にもならない。
オセアニアはまあオーストラリアとニュージーランドだけなので行った事がある人も
多いけれども、アフリカに至っては興味すらなく、どんな国があるのかも知らない人が
多いのではないだろうか。ルワンダに限らず、コンゴスーダンなんかも悲惨なこと
この上ない。できることは少ないかもしれないが、まずはその歴史・状況を知っても
損はあるまい。

 映画の配給に関しては署名を行っているようなので大きなスクリーンで見たい方は
是非署名をお願いします。

http://rwanda.hp.infoseek.co.jp/signature.html