ブランバナン

一旦、ジョグジャカルタへ戻り、それからもう1つの世界遺産であるブランバナンへと
向かう。こちらはヒンドゥー教の寺院。できたのはさっきのと同じくらいで9世紀くらい
だろうか。どちらも古い。そして現在のインドネシアの宗教はほとんどがイスラム
らしいのであるが、ある意味仏教とヒンドゥー教の聖地が両方ともあるようなものだ。
宗教が異なるので二つの遺跡の作りはだいぶ違う。シヴァ神とかガネーシャとかが
祀られている。ヒンドゥー教の信者が牛を食べないのは牛は聖なるものとして崇めている
からだと思っていたが、シヴァ神の乗り物であるというのもその理由のようだ。


ちなみに神様の乗り物としては、「牛」、「白鳥」、「鷲(ガルーダ)」、このうち
牛以外は盗まれてしまっている。牛はみんなに触られているせいかつるつるとしている。
牛は台座を含めて3トンもあるようだ。さすがにこの重さでは持っていくのはかなり
難しいと思う。


1543年の地震で倒壊した塔も実はたくさんあってそのあたりは全然修復が進んで
いないというかできない。ヒンドゥー教の信者からの寄付が少ない為だという。
信者の方がいたら是非寄付してあげてください。もっと壮観な光景になるような気がする。
できた当時って一体どんな感じだったのだろうと思いを馳せるのもまた楽しい。