エリジウム

第9地区のニール・ブロンカンプ監督作品ということで気になっていたこの映画。今月には
次の映画であるチャッピーの公開も間近である。この作品ではメインのロボットは出てこなく、
脇役としてスターウォーズのクローンみたいなロボットが登場する程度であった。

映画の世界観は流石であった。特に地球の荒廃した様子や登場する宇宙船なども第9地区のように
近未来の雰囲気がよく出ていた。エリジウムの方も地球外に作られた人工衛星のようであり、
対比がわかりやすかった。客観的に見た限りだとエリジウムに住む側の圧倒的な強さが感じられず、
どれだけ強固な基盤の上に成り立っているのかあまり伝わってこなかった。

また、映画の構図上仕方ないのかもしれないけれど、序盤の世界観が後半から崩れ始めて、
B級アクションのような流れになってしまうのが少し残念である。敵役というかエリジウムの
政府側に雇われている傭兵3人くらいが唯一の兵力にしか見えないのが残念であった。
残りはロボットで十分という考えなのだろうか。

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