なぜ「今投資をやめる必要がないのか」その4つの理由とは

最近の株価大暴落で投資するのをもうやめようとしていたり、これからがチャンスとばかりに
口座を新規開設したりする動きが活発になっている。バンガードのアナリストが今このタイミングで
投資をやめる必要がない理由を4点にまとめていた。

理由1:マーケット・タイミングは難しい投資戦略です
今ここで株を売り、経済が本格的に回復しマーケットが落ち着いたところで"買い戻し"しようと考えている方もいらっしゃると思います。この戦略−いわゆるマーケット・タイミング(マーケットが下落する前に売却し、マーケットが実際に上昇する前に投資すること)−は得てして不本意な結果に終わることが多いのです。

当たり前のことを言っているように思えるが、実際のところそんな感じで売買している人は多い
のではないか。自分は何となくうまくいくはずだと考えていても結局は底だと思って買ったはずなのに
それからずるずると下がってしまうのはよくあることだ。

理由2:リターンとは、取ったリスクの対価です
株価は変動リスクがあるからこそ、そのリスクを取ることで、長期的には安全な金融商品を上回る平均リターンが見込めるのです。

公的年金がある程度、安全なもので運用しているからこそ、自分が運用するものについては多少なりとも
リスクを取っていかなければ期待する対価は得られないというのも至極尤もである。

理由3:石橋を叩きすぎるとインフレには対抗出来ません
リスクを考える上で価格下落リスクだけでなくインフレリスク考えなければなりません。間もなく引退予定の方は「自分には関係ない」ではなく、この先の20年、30年後の生活のためにやはりインフレを心配する必要があるのです。

インフレには期待していたけど当分は上がりそうな気がしない。とはいえ、数十年先を考えると
多少なりともリターンを考えないといけないわけで。

理由4:衝動的な判断が正しい結果をもたらすでしょうか?
有事の際、人間の本能として「今何らかの手を打たなければ!!」と思うのが当然だからです。ただ、こういう時こそ後の後悔を避けるためにも「何もしない」ということが大切です。

これは意外と大丈夫かもしれない。冷静にしていられるというよりも動けないだけなのかもしれない。

http://www.vanguardjapan.co.jp/vanguardjapan/index.cfm?C779DC12-7E95-D748-0BE0-504DFC9734B8&obj_uuid=23254D07-19B9-F74F-1323-036E7E4FE84D