押ささらない
最近になってやたらと細かく指摘されるのでこれまで正しいと思っていた言葉が実は
方言だったということが判明して今更ながら驚いたり、納得したり。普通に使っていたのが、
押ささらない。例えば、リモコンを押してチャンネルを変えようとしているのになぜか
変わらないといったときに使う。押せないとでも言うのが正しいのだろうけど、なんか違う。
wikiによるとこんな解説があった。
共通語では、動詞の形が「開けられない」「書けない」で、(しようとしているのに)の補足なしには、「自分にはできない」「不可能」の意味と同じになってしまうが、北海道方言の自発的表現では、動詞の活用そのものに「自分が悪いのではなく、対象物が悪い」の意味が内包されているため非常に便利であり、多くの場面にこの表現が当てはめられる。「この鉛筆、書かさらない。」、「電気が消ささらない。」
そうそう、自分が悪いのではなくリモコンが悪いということが、押ささらないには
含まれているのだ。その他に我が家でたまに使われていたものとしては以下の通り。
- ぼっこ これは有名。棒のこと
- なすび 極力、茄子と呼ぶようにしている
- かっちゃく 引っかくはいいにくい
- よしかかる 寄りかかるもいいにくい
- つっぺ つっぺんだと思っていたけどつっぺなのか。
- こわい 体が疲れた。これは使わなくなったな
- じょっぴんかる 鍵をかける
- まかす 祖母がよく使っていた。お茶をこぼしそうなときに「ほれ、まかすよ!」
押ささらない、かっちゃく、よしかかるはこれからも使っていこう。