300

紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとに、圧倒的な軍力を誇るペルシア帝国・クセルクセス王の遣いがやって来た。曰く、土地と水を差し出さなければ、国を滅ぼすという。しかしレオニダスは遣いを葬り去り、ペルシアと戦う道を選んだ。託宣師のお告げも無視し、テルモピュライでの決戦に挑むスパルタの精鋭たち。その数はたった300人。対するペルシアの軍勢は、なんと100万の大軍だった…。

300というのは、スパルタの兵士の数。映画では100万の大軍を相手にしたと言っているが、
実際には6万から21万程度。アメコミをベースにしているので史実に忠実というわけには
いかないものの戦闘シーンはなかなか迫力があり良かった。さすがに1人1人で戦って勝てるわけでは
ないので、最初のうちは狭い場所でファランクス隊形*1を取って迎え撃っていた。

イランのアフマディネジャド大統領が怒るのも当然なように完全にギリシアが正義、ペルシアが悪として
描かれている。それにしてもペルシア軍はロードオブザリングに出てきてもおかしくないような兵士が
多かった。殺戮シーンの多さの割にはあまり気にならなかった。

映画名のドメインを取っていないことに気がついた。公開が終わるとサイトも消えるのでこの方が
無駄がなくていいかと思う。

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*1:重装歩兵が、左腕に円形の大盾を装備し、露出した右半身を右隣の兵士の盾に隠して通例8列縦深程度、特に打撃力を必要とする場合はその倍の横隊を構成した。戦闘経験の少ない若い兵を中央部に配置し、古兵を最前列と最後列に配したが、右半身が露出することから、特に最右翼列に精強兵が配置された。