サーバ応答をわざと遅らせ、せっかちなスパマーを撃退

SMTPターピット(tarpitting)という手法でスパマーを狙い撃ちにしている。
どんなものでも遅延させるというわけではなく、相手先サーバの動きに合わせて
遅延させるのが有効だという。送受信数がそれほどでもなければいいが、
1秒間に何十通も来るようだと遅延させる長さによっては滞留しそう。

SMTPターピットは、受信メール・サーバからメール送信者に送る応答を遅らせることで、スパマーを捕まえるために使われる。「一般に、スパマーはメールを一括送信し、膨大な接続を行うことから、SMTPターピットによってなかなか応答がないとなると、彼らはサーバ接続を切断することが多い」と、プレゼンターの1人であるミュンヘン大学の研究者、トビアス・エッゲンドルファー氏は語る。

  • RCPT TO: に存在しないアドレスを指定したなどのエラーを発生させたときに遅延させる
  • 接続元が ホワイトリストにないときに遅延させる
  • 接続元の IP アドレスの逆引きが存在しないときに遅延させる
  • 接続元が DNSBL にリストされているときに遅延させる
http://ya.maya.st/mail/accessctl.html

スパマーの性格を逆手にとるスパム対策が話題に――サーバ応答をわざと遅らせ、せっかちなスパマーを撃退 | OSDN Magazine