どうなる住宅ローン減税

 今年から所得税の税源移譲に伴い、住民税が増えるのはご存知の通り。
所得税が増えようが減ろうがトータルの支出しか関係ない人はいいのだろうが、
住宅ローン減税を受けている人にとっては大きな問題である。というのも
住宅ローン減税というのは毎月源泉徴収されている所得税から戻ってくるもので
あるからである。年収500万円の人のモデルケースだと所得税を年間12万円払って
いたとするとローンが1200万以上残っている場合、丸々12万円が戻ってきていた
わけだ。ところが住民税が6万円増えて所得税が年間6万円に下がったとすると
当然戻ってくるのは6万円だけ。6万円損することになる。
 これから家を買う人は10年間と15年間が選べるので余程所得税を支払っていない
限り、15年にしておいた方がいいだろう。既に買っている人はもうどうにも
ならないかというとそうでもないようで、住民税減額申請書なるものを出すことで
今までと同じ分が戻ってくるようだ。これは別途自分で手続きをしなければ
ならないのかという点は不明。

平成11年から平成18年までの住宅ローン減税対象者の場合、税源移譲による所得税額の減少によって、本来受けることができる減税を受けることができなくなる可能性があります。その場合は市町村役場に「住民税減額申請書」を提出することによって、所得税から減税できない分は住民税から減税されることになっています。

http://allabout.co.jp/house/housemoney/closeup/CU20061224A/index.htm