ポルトガル ベスト4進出
デコやコスチーニャを欠くポルトガルとこれまたベッカムのフリーキックに助けられている
イングランドの対戦とあって素晴らしい試合を望むべくもない。後半、ルーニーが退場となった
後も交替して入っているエウデル・ポスティガやウーゴ・ヴィアナを観ている限りでは
スタメンのメンバーほどのパフォーマンスは出せず、C・ロナウドやマニシェのミドルシュートに
頼るしかない状況だった。後半も終わり、PK戦になったときは正直もうだめだと思ったが、
リカルドのファインセーブのおかげでなんとか勝ち上がることができた。真剣に応援していた
ので本当に嬉しい限り。
まだ元気だったので引き続き4時からのブラジル対フランスも観る事に。前評判だとブラジルが
圧倒的に勝つだろうと言われていた今大会。蓋を開けてみると、なんだかそうでもない。
新聞などでは押し込まれている時間帯はあるけれど最後の決定的な仕事はさせてないといった
ことが書かれているけれど、素人目に見ても攻撃陣の凄みというのがあまりお目にかかれない。
この試合でもその流れが如実に現れていて、前半はほとんどブラジルは攻めれなかったのでは
ないだろうか。ロナウジーニョも中盤から運んでいくというよりも前の方で待っているような
感じであるし、攻めていくところフランスのマケレレとビエイラが完全に押さえ込んでいた。
フランスはアンリの1トップだったためか中盤のジダンやリベリが上がってこないと孤立して
起点がなかなか作れないような感じであった。そうはいってもブラジルよりは決定機を作って
いるように見えた。結局、フランスがセットプレイからの1点を守りきったことで勝利したので
あるが、ここでブラジルを倒してくれたおかげでポルトガルにも決勝まで勝ち残れるチャンスが
出てきたような気がして嬉しい。次のドイツ対イタリアは開催国であり、調子をあげている
ドイツが勝ち上がるような気がしてならない。