キングコング

 ようやく観ることができた。クリスマス頃から2回ほど足を運んだのだが、なぜか
チケット売り場上の電光掲示板にはいつも

今から入場されれば、次回上映時には座ってご覧頂けます

と流れている。土曜日だったのが悪いのかタイミングがまだ早いのか、それとも他に
ろくな映画が上映されていないのかわからないけれどもそういうわけで何度もあきらめる
ことに。今回は絶対に見ようと思っていたので1時間前に現地入りしたところ誰も並んで
いない。スクリーンも随分小さいものになってしまっていて残念だった。
 さてこの映画はピーター・ジャクソンが映画を撮るきっかけともなった映画だった
らしくその愛情がたっぷりこもったリメイク版となっている。時間も3時間8分とかなりの
大作である。オリジナルは観た事がないのであるが、かなり忠実に作られているので
前半はその流れをゆっくりと楽しみ、後半のコングが出てきてからはもう一気に最後まで
見させてくれる。想像以上に恐竜がたくさん出てきたし、戦闘シーンも多かった。
あれが全編CGかと思うと本当に凄い。恐竜が転がるシーンなんてわざわざあんなに時間を
かけて撮らないと思うのに真面目かふざけているのかわからないけれど真剣に撮っている。
ロードオブザリングっぽさは随所に見られた。

  • ドリスコルが崖を上るシーン
  • コウモリに捕まって飛んで逃げるシーン
  • 原住民が一歩一歩詰め寄るシーン

昆虫のお化け等の魑魅魍魎が跋扈するシーンはなんだかグロテスクでそうベルセルク
世界そのものであった。ベルセルクを映画化するときはジャクソン監督にやって欲しいと
ちょっと思った。