ホテル・ルワンダ続報

 以前このブログにも書いたような気がするけど地道な署名活動が実っていよいよ
日本でも公開されることが決定したようだ。「メディアスーツ」が日本公開権利を
買い付け、渋谷のシアターN渋谷で公開されるらしい。飛行機の小さなテレビで見ても
インパクトが大きかったので、映画館のスクリーンでやるとかなり衝撃的だろう。
再度、見に行くかは検討中。

 たまたまかもしれないけれど、テレビで「元PKO司令官が語る ルワンダ虐殺」と
いう番組がやっていた。映画を見ているだけに当時の司令官の心境や複雑な思いと
いうものがわかった。10年経った今でも心の傷が癒えないという。何年もそんな状況下に
置かれていたので当然ともいえる。これをみてわかったことがあった。もちろん国連が
United NationsではなくUnited Notingである為、何もできなかったことや西側の諸国が
自国民のみ救出して後は知らん顔というのももちろん悪い。しかしながら、植民地に
していたベルギーによるツチ族フツ族を頭の形などで分けて民族的な対立を煽り立てた
ことがこの虐殺につながっていったのかと思う。

 カナダのホワイトバインドピクチャーズが作成したこのドキュメンタリー、
「2005年サンダンス映画祭 国際ドキュメンタリー部門 観客賞」を受賞したらしい。
45分の短い番組ではあるが、興味がある人は是非再放送でも見てくれればと思う。

 10年前にこのことを全く知らなかったわけではないもののそこまで突っ込んで理解
しなかったのは事実である。とかく日本では海外特にアジアやアフリカのニュースは
皆無であるけどもその辺りもウォッチしていきたいと思う。